私たちは、これまでも、日本国内はもとよ
り、海外のデザイナーや、デザイン関連
会社及び機関、出版社、エディター、官
公庁の方々と楽しく仕事をして来ました。
Laetitia Wolff
レティシャ・ウルフ
futureflair主宰、Surface誌シニア・デザインエディター/デ
ィレクター、
前Graphis誌編集長
日本のデザイン界の第一線で活躍する巨匠
たちと交流することは、決して簡単なこと
ではなく、彼らのアート(作品)から、詩
(うた)が伝わってくるとはいえ、彼らと
円滑なコミュニケーションを図るのは、
必ずしも容易ではない。その意味で、マ
ギー・ホーリと内藤ゆき子の存在は、貴重
である。彼らは、日本の文化と言葉、そ
して、デザイン言語を理解するのだから。
Kenya Hara
原研哉
グラフィックデザイナー
原デザイン研究所主宰、日本デザインセンター代表、無印良品ボード・メンバー、 武蔵野美術大学教授
マギー・キンザー・ホールと内藤ゆき子
のコンビネーションによる日本語の英語
訳には、ことのほか信頼を置いている。
内藤ゆき子の丁寧で正確な翻訳作業にマ
ギー・ホールの言語的才能と切れ味が磨
きをかけることによって、翻訳された言
葉が、いきいきと輝くように思われる。
翻訳はある言葉をただ他言語に置き換える
作業ではない。その言葉の背景にある着想
・感覚・美意識をていねいに理解し、それ
らがひとつの言語で引き起こしていた感動
や効果を、もうひとつの言語においても同
様に保証し、現象させていく創造的な作業
である。
この二人の連携は、まさにその創造性
を意味している。無印良品の思想を
表現する代表的な広告コピーや、拙著
「Designing Design」(2007)(Lars
Muller Publishers)において、その仕事
ぶりは顕著な効果を生んでいる。このふ
たりの誠実な知的作業に支えられている
おかげで日本語と英語の谷間を、僕は
むしろ楽しく往来できているのである。
Leimei-Julia Chiu
キュー・リーメイ・ジュリヤ
日本産業デザイン振興会理事、
武蔵野美術大学教授、
国際工業デザイン団体協議会(Icsid)理事
内藤とホーリのパートナーシップは、ユニ
ークである。なぜなら、彼らは、デザイン
や創造産業の人間的な側面を読み取ること
に真摯に向き合い情熱を注ぐからである。
住まいが日本とアメリカに分かれているた
め、二十四時間態勢で仕事を行うことがで
きることも、かれらの強みである。二人
が、それぞれの仕事を意欲的にきっちり仕
上げ、完璧という以上の出来栄えで応えて
くれることに感謝の言葉が見つからない。
Kiyonori Muroga
室賀清徳
(株)誠文堂新光社アイデア編集長
カタカナの「デザイン」と原語の
「design」が言葉としてすでに違う生命を
持っているように,技術的な文章だからと
いって、機械的に訳せばいいというわけで
はない。
そんな当たり前の要求に,マギー・ホ
ーリと内藤ゆき子は文脈と感覚の違いを
踏まえた確かな訳文で応えてくれました。
Robert L. Peters
ロバート・ピーターズ
カナダグラフィックデザイナー協会フェロ
ー、
国際グラフィックデザイン団体協議会
(Icograda)会長 2001-2003
私たちは、VISUALOGUE会議 (世界グラフィックデザイン会議・名古屋2003)開催にあたって、内藤ゆき子とマギー・ホーリ から提供された質の高い翻訳や有益な助言に大変満足している。何千もの人々から成るクリエイティブ界とのコミュニケーションには、正確さと文脈把握が重要であることをどんなに強調しても、し過ぎることはない。英語と日本語という全く異なる言語を用いて、複雑なコンセプ トを的確に解釈したり伝達したりするに は、(異文化を認識するスキルと理解力と共に)特殊な発想が必要である。私は、 VISUALOGUEで私たちが収めた成功に基づき二人の翻訳業務を大いに推薦する。
Kumi Ohba
大庭久美
株式会社誠文堂新光社
編集広告局 出版部
こちらからの依頼に高いクオリテ
ィをもって応えてくれるだけでなく、
その本のあるべき姿を共に考え、共に
歩んでくれる、非常に心強い存在です。
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